【自動計算】残業単価(時給)いくら?基礎賃金の計算ツール&解説
残業代を計算するとき、すべての基本になるのが「1時間あたりの単価(基礎賃金)」です。
「計算が面倒」という方は、まず以下のツールで概算を出してみてください。
(月給と手当を入力するだけで自動計算します)
自分で計算したい方のために、「月給」に 何を含んで、何を含んではいけないか の詳しいルールを以下で解説します。
計算式の基本
残業代の単価(時給)は、以下の式で求めます。
月給 ÷ 1ヶ月の平均所定労働時間
(例: 25万円 ÷ 173時間 ≒ 1,445円)
除外できる手当(ここが重要)
ここで言う「月給」には、会社から支払われる全てのお金が含まれるわけではありません。 労働基準法により、「労働とは直接関係のない個人的な手当」は計算から除外してよい(除外賃金)と決まっています。
- 家族手当(扶養手当)
- 通勤手当(交通費)
- 別居手当(単身赴任手当)
- 子女教育手当
- 住宅手当(※一律支給ではなく、家賃に応じたものに限る)
よくある間違いとして、「役職手当」「資格手当」「営業手当」「精勤手当」などを除外して計算してしまうケースがあります。 これらは基礎賃金に含める必要があります。含めずに計算すると、時給単価が低くなり、結果として残業代の未払い(不足)が発生します。
【実践】給与明細から単価を出すケーススタディ
「総支給額30万円」といっても、その中身によって残業単価は大きく変わります。
ある会社員Aさん(役職あり・妻子あり)の例で計算してみましょう。
モデルケース:Aさん(35歳・係長)
(基本給25万 + 役職手当2万 + 通勤手当2万 + 家族手当1万)
「通勤手当(2万円)」と「家族手当(1万円)」は法律上、基礎賃金から除外できます。
300,000円 - 30,000円 = 270,000円
270,000円 ÷ 173時間 ≒ 1,560円
もし会社が間違って「役職手当(2万円)」まで引いて計算していた場合、単価は「1,445円」になってしまいます。
この差額(1時間あたり115円)×残業時間分が、未払い残業代となります。
自動計算ツール
「計算が面倒くさい」「自分のケースが不安」という方は、以下のツールを使ってみてください。 手当を除いた金額を入力するだけで、正しい割増賃金を算出できます。
労働基準法(e-Gov)
最終更新日:2026年2月7日
監修・運営:残業代計算ツール事務局 / fin-calculator.com 編集部